簡単、清潔、保温力復元、羽毛寝袋を洗濯機で洗ってみよう!【GEAR AID】
登山者やキャンパーの多くがアウトドアの寝具といえばダウンシュラフ(寝袋)を使用しているのでは。にもかかわらず、「保温性が下がりそう」とか「高価なモノだからダウンが傷むのでは?」とかシーズン終了で、干して収納袋へそのままということでクリーニング(洗濯)しない方も多いようだ。特に冬場などあまり汚れていないという理由でそのままなんて自分も含めありがち。
しかし実はダウンには目に見えない汗や油でかなりのよごれとして付着しているのだ。そして身体から分泌する脂分や汚れはダウンのロフトをつぶしてしまい、大事な保温性の低下の原因となっているのである。
これは洗わねばということで、今回はGEAR AID(ギアエイド)のダウンクリーナーを使ってメインテナンスの第一歩、自分で洗濯をしてみた。
【おすすめ洗濯の流れ】自宅の洗濯機で洗い・脱水→コインランドリーで乾燥
①自宅の洗濯機にてソフト仕上げ(毛布)洗いモード等にしネット無し(ネットに入れてももちろん可)で放りこみます。
↓
②洗剤 GEAR AID(ギアエイド)のダウンクリーナー投入。
↓
③面倒くさくなければ洗いのみで、脱水はお風呂で手絞り。
面倒な方はそのまま脱水まで洗濯機で。(私は面倒くさがりなので脱水まで機械 この場合脱水後にダウンの片寄りがあれば均等に整えます。)
↓
④小銭(必須)とテニスボール3〜5個(あれば)と寝袋(必須)を持ってコインランドリーへ! (時間つぶしの術も持って)
↓
⑤大型乾燥機に寝袋とテニスボールを入れ乾燥(羽毛の量等で時間はまちまちですがしっかりと乾燥)
↓
⑥ふかふか寝袋出来上がり♨
手間をあまりかけないクリーニング方法としていかがでしょうか。
今回洗うダウンシュラフ(かなり年代物です)
brand: サンクレストSC99
product model: POLAR ROUTE 900
season rating: EXPEDITION厳冬期
insulation: グースダウン90%スモールフェザー10% 900フィルパワー
weight: 1660g
size: 200×70㎝ センタージップ (packed size: 40×20×35㎝)
①②③【自宅洗い】なぜコインランドリーで洗いからしないの?
理由は洗剤にあります。
今回使用のGEAR AID(ギアエイド)のダウンクリーナーもそうですが、種類がいわゆる【中性洗剤】というもの。
ご存知の方もいるかと思いますが、中性洗剤というものは洗濯物や肌に優しい洗剤です。『エマール』などのおしゃれ着用洗濯洗剤なども中性洗剤です。
中性洗剤は強い洗浄力はない分、主に【油分や脂質汚れ】などに効果的なので、本体生地や羽毛に優しく、汗、脂質などの油分を落とすという訳です。
最近のコインランドリーでは(洗剤持ち込み可能ならばいいのですが)、洗剤が自動投入される機種が多く、その多くは弱アルカリ性洗剤が使用されています。たとえば寝袋自体の頑固な汚れがあり、しっかり洗い上げたい場合などは、必ず中性でなくてないけないという訳ではありませんが、羽毛の天然油分を奪う可能性があります。
その都度、ご自身の判断になるかとは思いますが、羽毛や生地をいたわるには専用洗剤(中性洗剤)をお勧めするということです。
これも愛着ですね。 また自宅で洗えば財布にも優しいのですw
今回使用の洗剤
brand: GEAR AID
product model: ダウンクリーナー
liquid type: 中性
ingredient: 界面活性剤34%(ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリエチレングリコール)水軟化剤 環境に配慮した天然原料使用
capacity: 296ml
adaptation numbers: 約ダウンジャケット10枚分
こちらの商品の詳細はこちらから
https://www.mountain-products.com/products/4577
できるだけドラム式洗濯機をご使用下さい。
1)ジッパーやベルクロを全て閉じて下さい。
2)汚れのひどい部分には直接クリーナーを塗布して下さい。
今回の洗剤使用量はシュラフ1本120ml(プラコップでシール中あたり120ml)です。ちなみにダウンジャケット1枚で30ml。
洗い方の選択があれば、ソフト仕上げ(毛布)洗いモードや羽毛布団モード等にし、ネット無し(ネットに入れてももちろん可)、ジッパーやベルクロを全て閉じて洗い開始です。
GEAR AID(ギアエイド)ダウンクリーナーのこのきめの細かい泡立ちでしっかり洗浄しているのがわかります。
全自動で脱水までする場合は、脱水後にダウンが偏りなどを均等にほぐした方が乾燥が早くなります。
④【コインランドリー】へGO!
事務所の近所のコインランドリー。見てください大型乾燥機がずらり。中でも一番大型のNO9が空くのを待ちます。
こちらのコインランドリーは、カフェも併設でお洒落でくつろげる空間です。
⑤【大型タンブラー式乾燥機】にシュラフとテニスボールを。
昨今、自宅でも乾燥付き洗濯機はありますが、何が違うって乾燥速度がコインランドリーのタンブラー式が圧倒的に早いんです。
電気乾燥とガス乾燥の差はかなりのもので、自宅で乾燥って結構時間かかりますよね。しかもその乾燥の仕上がりもカラッとふわっといかない感じもありです。
時間ある方はゆっくりと影干しなどで完全乾燥していただくのが一番かもしれませんが、このサイズのシュラフを完全に渇かすのに結構な日数かかります。
なくても構いませんが、面白いと思う方はテニスボールを一緒に乾燥機に。これは1〜2個ではあまり意味ないので効果を求める方は4〜5個入れることをお勧めします。乾燥機内でダウンをポンポンたたいてふっくら仕上げに一役買います。
定期的に乾き具合を確認しながらしっかりと乾燥させて下さい。
今回完全乾燥までは40分でした。
⑥【仕上がり】
洗濯前のトップ(頭)部分
ロフト感がなくつぶれている感じでした。
洗濯後のトップ(頭)部分
表面(赤)と裏面(青)両面ともロフト感出てふっくらとしています。
洗濯前のテイル(足元)部分
ロフト感がなく張りがありませんでした。
洗濯後のテイル(足元)部分
張りが出てふっくらとしたロフト感ある仕上がりになりました。
折り重ねてもお餅のようにふっくらと膨れ上がるような、そんなホカホカの仕上がりです。次回の使用はさぞ気持ちよく眠れることでしょう。
これにて完了です。
所要時間
自宅で洗濯・脱水・・・40分
コインランドリーへの移動時間・・・10分
コインランドリーでの乾燥時間・・・50分
帰宅の移動時間・・・10分
合計1時間50分
ダウンは愛着をもって洗うべし。洗浄だけでなくロフトと保温性がよみがえります。
今回のダウンクリーナーはGEAR AID(ギアエイド)というアメリカのアウトドアウェアや道具を修理、手入れするメンテナンス用品専門ブランドの商品を使用しました。
GEAR AIDショップの全てのメンテナンス商品はこちらから
https://www.mountain-products.com/gearaid
【Special Thanks】 FREDDY LECK sein WASCHSALON TOKYO
前向きなココロとライフスタイルが
つくれるようなモノ、コトを
このウォッシュサロンから
たくさんの人たちが憧れる街、目黒区学芸大学駅界隈。洗練さと人情味。落ち着きとにぎわい。都会っぽさと田舎っぽさ。そんな相反するものをあわせ持つ街。そして自分らしさを大切に、いきいきと暮らす人たち。
そんな人たちと仲良くなりたくて、この街に出店することにしました。わたしたちは単なる洗濯機と乾燥機を提供するコインランドリーではなく、お客さまが待ち時間に美味しいコーヒーを飲みながら心地よい時間を過ごせ、集い憩える場所にしたいと考えています。
コインランドリー以外にも洗濯代行やクリーニング、そして物販やワークショップなど、さまざまなメニューを用意しています。
フレディ レック・ウォッシュサロン トーキョー
FREDDY LECK sein WASCHSALON TOKYO
〒152– 0001 東京都目黒区中央町1丁目 3 – 13
1–3–13 Chuo-cho Meguro-ku Tokyo, 152 – 0001 Japan
TEL. 03 – 6412 – 8671 ( 9 : 00 〜 21 : 00 )
https://www.freddy-leck-sein-waschsalon.jp/
今回撮影にご協力いただきましたフレディ レック・ウォッシュサロン トーキョーさん。
場所柄、FUJIROCKなどフェス後やキャンプシーズンは寝袋、ダウンはもちろん、長靴やシューズまで洗濯乾燥できるので多くのキャンパーの方に利用されているそうです。白衣を着た親切な洗濯ソムリエさんが色々と教えてくれますので、まだの方は是非一度ご利用してみて下さい。
最新情報をGETしよう!
◯mountain-products.comの会員登録はこちらからhttps://www.mountain-products.com/user_data/shopping_guide.php#guide061
◯FACEBOOKではFEATURES など最新情報、更新情報を配信
https://www.facebook.com/mountainproductscom/
ページいいね ボタンを押して登録できます。
◯Instagram @mountainproductscom
◯Twitterはじめました! 是非フォローよろしくお願いいたします。
https://twitter.com/mountainproduc2
◯必見!マウンテンプロダクトを様々な角度からフォーカスする特集記事
FEATURESの一覧はこちらから
https://www.mountain-products.com/features/
為になるアウトドアの記事満載のFEATURES
この他にも、アウトドアを様々な角度からフォーカスした特集ページ【FEATURES】はこちらから
https://www.mountain-products.com/features/