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2019-11-23 土

極地対応、最強の防寒ウェア。Foxfireの6代目オーロラジャケット

21世紀に入るとアウトドア・アクティビティも多様化の時代となり、日本では見ることのできないオーロラツアーとして海外へ旅行する人たちが増えてきた。極寒の中、野外で長時間過ごすため寒冷地対応の防寒ダウンパーカが必要となるが、当時の日本市場には登山用のヘビーなダウンジャケットしか選択肢がなく、帰国してからの用途もないため購入を躊躇される旅行者の方が多いことが開発のはじまり。

着雪や冷風を防ぐ完全防水の「GORE-TEXファブリクスのロングアウターパーカ」に「取り外し可能な高品質のインナーダウンジャケット」。それぞれ単体のジャケットとしても使える3WAY仕様で、日本出発時にはアウターパーカーのみを着用し、インナーダウンはコンパクトに収納。現地到着後に取り付けて防寒性を高めた。氷点下でも凍りつかないという極地で暮らす人々の知恵から生まれた天然ファー付きのフードを装備、寒冷地用アウターとしてロングセラーと続け、現在では6代目となる。

Aurora Jacket men

brand: Foxfire
product model: Aurora jacket Men's
outer lining: GORE-TEX fabrics 2layer/ 50D polyester
insulation: Quix down700fp 235g/ Pistel Fiber 20D nylon
weight:1380g(men) 

「極北の地でオーロラ鑑賞に耐えるジャケット」をコンセプトに開発した極寒地対応3WAYジャケット6代目
時代と共に、素材やパーツも進化。ヘビーに見えるコートだが、見た目以上に着た時に軽いのが特長である。Foxfireが素材、パターン、縫製にこだわりプロダクトの改良を重ね、この軽さを実現しているのだ。

Aurora jacket Men'sの詳細・購入はこちらから
https://www.mountain-products.com/products/6596

Aurora Jacket women

brand: Foxfire
product model: Aurora jacket Women's
outer lining: GORE-TEX fabrics 2layer/ 50D polyester
insulation: Quix down700fp 160g/ Pistel Fiber 20D nylon
weight:1080g(women)

Aurora jacket Women'sの詳細・購入はこちらから
https://www.mountain-products.com/products/6548




【アウターシェル】透湿防水素材「ゴアテックス ファブリクス」によるアウターシェルが、雨雪の降る過酷な環境でも身体をしっかりと守ります。

【REAL FUR】フード部には氷点下で濡れても凍りつかないように天然ファーを使用。また不要時には取り外しておくこともできます。
大型のフードはニットキャップ等をかぶったままでも十分の容量。末端部分(あたま、手先、指先)を保温することは体全体の保温に繋がり重要なのです。

【長さ十分の引手】手のひら目一杯で握りしめてもまだ余る長いジッパーの引手は極寒の中での厚手のグローブやミトンをはめていても余裕で開閉ができます。個人でカスタマイズしている人はいますが、うれしい標準装備です。

【インナーダウンジャケット】ダウンウェアに最適な、軽さ・しなやかさに優れるFoxfire独自の素材ピスティルファイバーを使用。特殊な異形断面糸で織られ、通気性は維持しつつダウン抜けを防ぎます。もちろん取り外しでインナーダウン単体(QUIX DOWN700fp 235g)としてもボリューム感のあるジャケットです。

【クイックスダウン】羽毛の最大の敵「濡れ」。QUIX DOWNは羽毛そのものに超撥水加工が施されており、濡れたり湿度の高い状況でも、ダウンウェア特有の軽さ・暖かさが保たれる超撥水羽毛です。

【パラシュートボタン】
テープ状の太い紐を通すことができるボタン。もともとは飛行機の中で作業したり、飛行機からパラシュートで飛び降りたりするときに負荷がかかり、ボタンが飛んでいってしまったことから、堅牢なボタンが考案されました。


写真家 菅原貴徳 北極圏での“耐える撮影”でオーロラジャケットの底力を知る

鳥が暮らす場所ならどこでも僕のフィールド。これまでにも、25を超える国々を訪れてきた。今回の行き先に選んだのはノルウェーの北極圏。目的はカモの撮影である。ん、カモ?そう、カモ。北極圏には、「ケワタガモ」という美しいカモの仲間が生息している。カモが見たいという理由だけで、北の果てまで参じてしまうところが鳥好きの悲しい性である。

冬の最低気温が時にマイナス20度を下回り、さらには寒風吹き荒れる中で暮らす彼ら。優れた保温力を持っていることは想像に難くない。この事実はすなわち、彼らの暮らす環境での撮影に挑むには、相当な寒さを覚悟する必要があるということも示している。

 そのため、今回の取材が決まってから、様々なダウンジャケットを比較する必要に迫られた。保温力だけでなく、防水性や携帯性など、さまざまな角度から検討していく。そんな折、「オーロラジャケット」という気になる名前のダウンを発見。メーカー名に「Foxfire」とある。あのスコーロンの会社か。オーロラ観測は、野鳥撮影以上に待ち時間が長く、夜ということもあって気温も低い条件。そのために作られた製品なら期待に応えてくれるかもしれない。そう直感し、今回の旅で着用することを決めた。色はアイアンブルーを選択。艶が抑えられ落ち着いた印象で、北国のモノクロームな景色にうまく馴染んでくれそうな色合いだ。

さて、久しぶりの北極圏。地元の人は「春めいてきた」というものの、気温はマイナス10度ほど。期待通り、寒い。オーロラジャケットの性能を評価するには絶好とも言えそうだ。

 早速オーロラジャケットを着てのカモ探しである。野鳥撮影は、「探索」「観察」「待ち」の繰り返しが基本。撮影は最後のおまけのようなものだ。早速、新雪を踏みしめながら港を端から端まで歩いて行く。風がなく穏やかだなと感じたのもつかの間、突然の吹雪に視界を遮られる時間帯も。そんな時はフードを深く被ってやり過ごす。なお、アウターシェルの表面には透湿防水素材「GORE-TEXファブリクス」が採用されており、雪や水滴がコロコロと転がって行くのがわかるのは嬉しい。

 半日をかけ、目的のカモたちを無事発見。観察に切り替えて、どのような行動をしているかのデータを集めることができた。そうなれば、次は「待ち」である。今日は港の端にある磯場に隠れて待つことにした。僕の推測が正しければ、ウニなどの獲物を探しにくるカモたちを近くで写せるはずだ。

 野鳥撮影では、雪の上に座って長時間にわたり鳥を待ったり、低い位置から撮影するために雪に寝転ぶことがよくある。その際、通常のダウンでは、溶けた雪が沁みて保温力が失われてしまう。ところが、オーロラジャケットのダウンは、羽毛そのものに超撥水加工が施された「QUIX DOWN」が使われていて濡れないのだ。余談だが、鳥たちも、腰のあたりから分泌される油を羽に塗ることで、自らの羽に撥水加工を施しているのは偶然ではないだろう。

 さて、磯に腰掛けてひたすら待つ。気持ちが高ぶっているとはいえ、鳥に気づかれないよう動かず待機しているのはそれなりに辛い。しかし、体温が逃げないので寒さからくる辛さはなかった。気に入ったのは、裾が長い点。通常のダウンジャケットだと、座ると腰のあたりに隙間ができ、そこから暖かい空気が逃げてしまうのだが、その心配がないのは大きかった。そして、深いフード。ファーと合わせ外気の遮断効果が高く、風が吹いても頰が痛くならない。また、鳥たちからこちらの目が見えにくく、気づかれにくい点は思わぬ副産物だった。

 結局、ホンケワタガモとコケワタガモが近づいてきてくれたのは2時間後。日没も迫り、気温も徐々に下がる中、めげずに待てたことはなによりもオーロラジャケットの性能の高さを物語る。遠くまで来た甲斐を噛みしめる夕暮れだった。

港での撮影に手応えを感じ、借りているアパートの一室に戻る。防寒具を壁にかけ、夕飯の支度。ほっとするひとときである。湯気で曇った窓の向こうに、一番星が光った。どうやら今夜は天気が良さそうだ。オーロラが出現するかもしれない。食後、ふたたびオーロラジャケットを羽織り、外へ。先述の通り、夜間に長時間の待機が要求されるオーロラ観測では、保温性がとにかく重要だ。寒さに凍った三脚と、空を覆う素晴らしいオーロラの感動を手にして戻って来たのは4時間後。満足感に満ちた、長い1日が終わる。

 序盤から成果に恵まれるこの旅も、まだ始まったばかり。ノルウェー北極圏にもうしばらく滞在したのち南下し、1ヶ月をかけオランダ、ドイツと続く。移動と時間の経過に伴い、気温も大きく変化するが、極力荷物を減らしたい長旅において、インナーダウンの取り外しで対応できるのは大変便利だ。装備の不安がなくなった今、自然が見せてくれる様々な姿が楽しみでならない。
https://www.foxfire.jp/ より転載


「極北の地でオーロラ鑑賞に耐えるジャケット」をコンセプトに開発した極寒地対応ダウン。

やはり愛着をもって長く着こなしたいヘビーデューティー派にとって、最強ダウンと自負できる一着は持ちたいもの。間違いなくそんな一着 Foxfireのオーロラジャケット。

極寒の野外ではフル装備、街では3WAYで。

【Foxfire】
1982年、フォックスファイヤーは4型のフライフィッシングベストからはじまりました。
この日本でフライフィッシングのパイオニアとして活動してきた私達の知恵から生まれた作品でした。私達は、そのものづくりの知恵を様々なアイテムに投入し、四半世紀を経て現在の幅広いラインナップを揃える日本発信のアウトドアブランドとして歩み続けます。

フォックスファイヤーSHOPはこちらから
https://www.mountain-products.com/foxfire



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