「それはメッセンジャー会社のガレージから始まった。」

2000年代初頭、やがてそこにそびえ立つ六本木ヒルズを見上げる事になる閑静な住宅街。
その一角に居を構えるメッセンジャー会社サイクレックスのガレージでは
年代物の工業用ミシンを踏む音が鳴り響いていた。

当時、まだ本格的なメッセンジャー業務に使えるバッグは国内では販売しておらず個人輸入するしかなかった。
やっとの思いで入手したバッグも業務で酷使すれば、あっという間にボロボロになってしまう。
修理を繰り返す内にカスタムを加え、やがてオリジナルのバッグへの試行錯誤が始まった。

世界の各都市にはメッセンジャーが居て、その都市を代表するメッセンジャーバッグブランドがある。
東京には多くのメッセンジャーが存在するのに東京発のメッセンジャーバッグブランドは存在しなかった。
「無いなら自分で作るしかない。」そこからRESISTANTは始まった。